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トレーシングレポートを活用しシームレスな薬物治療を実現しましょう
近年薬物療法が高度化し、がん薬物治療が入院から外来治療へ移行するなど、ハイリスク薬を服用している患者が自宅で療養する機会が増えています。
また、2022 年度診療報酬改定においてリフィル処方箋が導入されると、患者が医療機関へ受診する回数が減ると想定されます。
つまり、医師が薬物治療効果や副作用発現を直接評価する機会が少なくなります。
安全・安心な薬物療法を確保するためには、薬局薬剤師が患者のモニタリングを行い、トレーシングレポートを用いて医師へ結果を報告することが極めて重要です。
医療職のお互いの時間を無駄にしないためには、質の高い効果的なトレーシングレポートの運用が求められます。
この度、病院・薬局薬剤師で構成される広島県病院薬剤師会地域医療連携支援検討委員会が、トレーシングレポートを活用している施設の事例をまとめました。
この事例集の発行が、広島県内のトレーシングレポートの質の向上に繋がることを期待しています。
広島県病院薬剤師会
会 長 松尾 裕彰 |